【住まいの専門用語を“ザックリ”と解説──『家づくり用語辞典』 第10回「耐震・免震・制震(制振)」の違いをご存知ですか】

家づくりの中で初めて耳にする住宅・建築業界の「専門用語」を“ザックリ”と解説する「家づくり用語辞典」。今回は地震対策の3つのキーワード「耐震・免震・制震(制振)」についてご紹介します。

地震に強い家づくりに関心のある方でしたら「耐震等級」などの言葉を通じて、耐震という言葉には馴染みがあることでしょう。しかし、免震、制震(制振)と言われると、漠然としたイメージしか浮かばない方もみえるのではないでしょうか。

ざっくりと言えば、建物自体を頑丈なつくりにして地震に強くするのが耐震」、地震の揺れを軽減するのが免震」、「制震(制振)」になります。

この機会に3つの言葉の違いを押さえておきましょう。

【耐震】(たいしん)
建物の強度を高めて、「地震の揺れに耐えられる」強い家を作ることができます。耐震等級の高い家は激しい地震でも建物を倒壊から守ることができます。接合部や耐力壁、構造部材などの強度を高め、1棟1棟構造計算を行っているSE構法は、優れた耐震性能を持つ工法です。

【免震】(めんしん)
建物と基礎部分の間に免震装置を設置。地盤の揺れが直接建物に伝わらないようにして、建物の揺れを軽減することができます。コストが高く、定期的なメンテナンスが必要になるといったデメリットもあります。

【制震(制振)】(せいしん)
建物内部の数ヶ所に地震の揺れを吸収するダンパーなどの制振装置を設置することで、地震の振動を吸収し、建物に伝わる揺れを軽減することができます。免震工法よりもコストは抑えられますが、揺れの軽減効果は免震よりも低くなります。

家づくりの上で避けて通れない地震対策。それぞれの違いを把握した上で検討してみてください。