“光と風と熱”を採り入れた心地良い家づくり-第3回 南側に建っている家の“屋根の形”も大切なポイントに

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窓から差し込む日射しなど自然の熱を日中に採り入れて蓄積し、家の中を暖かく保つ「日射熱利用暖房」。“光と風と熱”を採り入れた心地良い家づくりを実現する上で大切な要素となります。前回は家の向きと窓の大きさのお話をしましたが、今回は建築予定の土地の南側に建っている家の“屋根の形”が日射熱利用暖房に影響を与えるというお話です。

日中の日射しを取り込むためには、南側に建っている家との間に十分な距離を取っておかなければいけません。あまり近いと、大切な日射しを遮られてしまうことになります。

南側の家が一般的な形状のゆるやかな勾配の屋根の家でしたら、おたがいの家の間の距離が9mあれば1階まで十分に日射しを取り込むことができます。4〜5m幅の道路を挟んで建っているとして、道路に面して十分な広さの庭を取ってあれば、9mの距離を確保することができるでしょう。しかし、急勾配の屋根や片流れの屋根の家の場合は屋根の頂点までが構造上通常より高くなっているので、十分に光を取り込むためにはさらに距離を取る必要があります。

土地を見に行かれる際には、南側に建っている家の屋根の形をしっかりチェックしておく必要がありますね。