【住まいの専門用語を“ザックリ”と解説──『家づくり用語辞典』 第5回──屋根の素材編】

Modernes Stehfalz-Metalldach mit Dachfenster, Schneefang, Dachrinne, Dunstabzügen und mit Metall verkleidetem Schornstein

家づくりの中で初めて耳にする住宅・建築業界の「専門用語」を“ザックリ”と解説する「家づくり用語辞典」。今回は皆さん馴染みのある存在でありながら、いざ選ぶとなったらどれに決めようか迷われることの多い「屋根の素材」についてです。

日本の住宅で代表的な屋根素材としては、昔ながらの「」に加えて、最近よく用いられる「スレート」、そしてガルバリム剛板などの金属系」の3種類があります。それぞれのメリット・デメリットや価格、耐久性などをご紹介します。

【瓦屋根】
日本古来の伝統的な屋根素材です。その耐久性の高さは歴史的建造物の屋根瓦が現存していることからもわかります。塗り替えの必要もありません。防火性、断熱性、防音性(遮音性)に優れており、デザインも豊富です。デメリットとしては、屋根の勾配によっては使えない場合があること。勾配が緩い屋根ですと、雨水が入り込みやすくなったり、強風でめくれてしまう可能性があります。瓦屋根を選ぶ場合は、屋根の角度を考慮する必要があります。

【スレート屋根】
セメントと繊維材料を薄く加工して着色したスレートは、色やデザインが豊富。和瓦と比べて軽量で価格が安く、施工も容易ということもあって、多くの新築住宅で採用されています。デメリットとなるのはメンテナンスの問題。10年〜15年の間に塗装などのメンテナンスが必要になります。ランニングコストの負担を避けたい方にとってはネックとなる部分です。

【金属屋根】
不燃材料なので耐火性に優れており、スレート屋根に比べて耐久性も勝っています。カラーバリエーションが豊富に揃っているのも魅力。デメリットとしては、断熱性や防音性の低さ。断熱材や防音材の施工などのコストが必要になる場合もあります。再塗装も約15年〜20年ほどで必要になります。

それぞれにメリット・デメリットのある屋根素材。お家の設計デザインや工法と合わせて検討していく必要があります。